「自由な生活がしたい」
そう願っていた私が、早期退職を決断したのは55歳の時でした。
会社を辞めたその瞬間は、まさに解放感に満ちていて、これからは好きなことをして生きていける!――そう思っていました。
でも、セミリタイア生活が始まってみると、想像していなかった現実にも次々と直面するようになったのです。
今回は、私が体験したセミリタイア生活のリアルな1日とともに、自由と不安が同居するこの暮らしの本当の姿をお伝えします。
セミリタイアとは?定年退職との違い
「セミリタイア」とは、完全な引退ではなく、ある程度の収入を得ながらも、フルタイムの仕事から離れて暮らす生き方です。
一般的な定年退職(60〜65歳)とは違い、自分で働き方や退くタイミングを選ぶ点が特徴です。
私の場合も、会社勤めのストレスや将来への不安から、「自分の時間を取り戻す」ことを選びました。
最近ではFIRE(Financial Independence, Retire Early=経済的自立と早期退職)という考え方も広まり、セミリタイアは特別なものではなくなりつつあると感じます。
セミリタイア生活のリアルな1日
では、セミリタイアした私は、どのような1日を送っているのでしょうか。以下は、ある平日のスケジュールです。
午前:静かな朝と副業の時間
朝は6時半に起床。会社員時代より少し遅めですが、体に無理のないペースです。
妻と一緒に簡単な朝食をとり、コーヒーを飲みながら新聞を読みます。
その後、8時半頃からパソコンに向かい、在宅でライティングの仕事をしています。クラウドワークスで見つけた案件で、無理のないペースで続けています。
午前中の2〜3時間が、今の私にとって一番集中できる時間帯。
ちょっとした達成感を得られる、貴重な時間です。
午後:買い物と「学び」の時間
昼食後は、近所のスーパーに買い物に出かけます。
時間に余裕があるので、のんびり歩きながら季節の空気を感じるのも楽しみのひとつです。
帰宅後は読書やYouTubeでの勉強タイム。今は「資産運用」や「健康寿命」など、自分の将来に関わるテーマを重点的に学んでいます。
夜:家族との時間と将来への思索
夕方からは妻と夕食の準備。晩酌をしながら一日の出来事を共有する時間が、セミリタイア後に最も増えた幸せな時間です。
ただ、ふとした時に思うのは、「これからの人生、どう過ごしていけばいいのか」という不安。
自由を得たはずなのに、目標や居場所を見失ってしまう感覚があるのです。
セミリタイアのメリットとデメリット
セミリタイアの暮らしには、当然ながら良い点もあれば、思わぬ課題もあります。
メリット
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時間に追われない暮らし
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人間関係のストレスが激減
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家族との時間が増えた
会社員時代には味わえなかった「自分のペースで生きる」という感覚は、何ものにも代えがたい魅力です。
デメリット
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収入の激減
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社会とのつながりの希薄さ
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孤独感や将来への漠然とした不安
自由には、想像以上に「自分で管理する力」が求められます。
お金と生活設計|セミリタイアを支える柱とは?
セミリタイア生活を安定させるためには、お金の計画が非常に重要です。
月々の生活費は?
我が家の場合、持ち家で月約18万円程度の出費です。
内訳は、食費・光熱費・通信費・医療費など。贅沢はできませんが、無理もしない暮らしです。
年金と副収入のバランス
私の年金受給はまだ数年先。
現在は、過去の貯蓄とつみたてNISAの運用益、そして副業収入(月3〜5万円)でやりくりしています。
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セミリタイア後のおすすめ副業と趣味
退職後の時間を有意義に使うためには、「小さな収入源」や「没頭できる趣味」があると理想的です。
実際にやっている副業
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ライティング(クラウドワークス)
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簡単な資料作成(ココナラ)
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楽しんでいる趣味
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家庭菜園
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歩くこと(1日5,000歩以上)
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健康管理アプリで記録するのが日課です
セミリタイアを成功させるために必要なこと
セミリタイアを「自由で幸せな時間」にするには、準備が欠かせません。
大切な準備とは?
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お金:生活費の見直し、投資・副業の準備
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健康:定期検診、運動習慣の確立
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人間関係:夫婦の協力、友人とのつながり維持
特に、家族の理解と協力は本当に大切です。
私も、セミリタイアを決めた時には妻と何度も話し合いを重ねました。
まとめ|セミリタイアは「自由と覚悟」が必要な選択
セミリタイアをして、確かに私は自由を手に入れました。
でもその代わりに、「自分の人生をどう設計していくのか?」という責任も背負いました。
働かない=楽ではなく、働き方や生き方を再構築する旅なのだと思います。
これからセミリタイアを考えている方へ。
ぜひ一度、自分の1日を「どんなふうに過ごしたいか?」を想像してみてください。
そこから、あなたらしい人生が始まるかもしれません。
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